読んでみたくなる本★第40回太宰治賞が決定「メメントラブドール」男の娘コンカフェで働くSIerダウナー院卒若手社員

三鷹市と株式会社筑摩書房との共同主催で復活後26回目となる「太宰治賞」の最終選考委員会を令和6年5月10日に開催し、選考委員の荒川洋治さん、奥泉光さん、中島京子さん、津村記久子さんにより、1,405編の応募作品の中から、第40回太宰治賞が市街地ギャオ(しがいち・ぎゃお)さん(筆名)の「メメントラブドール」(めめんとらぶどーる)に決まりました。

受賞作「メメントラブドール」あらすじ

「私」にはいくつか顔がある。マッチングアプリでノンケの男を喰う「私」、男の娘コンカフェでキャストな「私」、SIer企業でダウナー院卒若手社員をつとめる「私」、高専時代は姫でいられたかつての「私」、その武器ももはや壊れ始めている「私」、それでも誰かを欲しがる「私」、幸か不幸かすべてが己と理解しつつも世界にエラーが起きていく。貼りつけられたペルソナたちがハレーションする新宿区在住20代♂の令和五年。

<引用/三鷹市>
元記事はこちら:第40回 太宰治賞が決定しました